2009年5月14日木曜日

景気と不良債権

いまのアメリカは本当に景気の底を打ったんだろうか。

1990年代の日本も、いまのアメリカと同じように、財政出動と在庫調整で一時的な景気回復が何回かあったはずだけど、結局は本格的な景気回復には至らなかった。

銀行が不良債権を処理しきれず、間接金融システムが機能しなかったからってことだと思う。


この1Qに利益を出した銀行が多いとは言え、結局はAIGに絡んだトレーディング収益がほとんどだし、不良債権はまだ増え続けてる。

融資が増えた銀行なんて聞いたことない。

いわゆる影の銀行システム(Shadow Banking System:CDOなどを通した市場型間接金融)が、停滞かデレバレッジの方向に進むしかない中で、本物の銀行の信用創造が機能しないまま景気が回復するなんてことあるんだろうか。

過去の日本の例を参照すると、全く同じ流れでもう何年か失う気がしてならない。


じゃあ何年か失ったら競走馬ももう少し安くなるのかな、、?

そんなことは期待せずに、目の前の募集馬を1頭1頭しっかり見ていくのが大事なんでしょうね。。

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