2011年5月19日木曜日

レッドシルフィア不運の引退、、

進退が気になるというようなことを一昨日書いたばっかりだったが、残念ながら昨日レッドシルフィアの引退が決まった。

元々、レッドエクスプレス(アドヴァーシティの09)が社台ファーム生産馬だったのにファンタスト育成になったことで、そちらの出資を諦めて代わりにこの仔に出資したという経緯があって、偶然出会ったこの仔がどこまで成長するか本当に楽しみにしていたんだけど、、ちょうど勝ち上がりを目指して栗東TCに戻ってきた矢先という最悪のタイミングで骨折してしまい、残念ながら未勝利戦には間に合わないという判断で、志半ばにしての引退となった。

これが下河辺牧場さん以外からの初の未勝利引退馬、、とかいうのはただの偶然だけど、屈腱炎になってしまったレッドステラーノや、どうやら体質が競走馬向きじゃなかったレッドジュリア、同じく身体に悪いところがあったレッドラファール改めブリ(ry、ただただ不運だったレッドディアーナと、これまで引退した仔たちはある程度仕方ないところまで来ての引退だったので、納得するしかないところだったけど、この仔はもう少し粘って地方で再起すればなんとかならないかな?という期待を抱いたままでの引退になってしまったので、そこはとても残念。

でも関係者の方がそこまでするのはかわいそう、という判断で引退を決意したんだから、きっとこれがこの仔にとっては1番幸せな選択だったんでしょう


雄大な馬体とすごく怖い三白眼に似合わず、臆病なところがあったり人懐っこいところがあったり、なんかかわいげのある馬だった。

社台ファームで会った時も、この仔だけは一緒に連れてった子供を怖がっちゃうので、自分1人だけで写真を撮ることになったのもちょっとした思い出。

やっぱり直接触れたことのある馬が志半ばにして引退しちゃうのはいつだって淋しいものですな。。

昨年末のデビュー前にGallopで結構なスペースを使って馬体を誉めてもらえたのもちょっと意外だったとは言え嬉しい思い出です。

僅か3戦しかできなかったけど、この仔はこの仔で色んな思い出を残してくれた仔でした。

もし繁殖に上がることができたらまた子供には会えるかな。

北海道で何年後かにまたこの仔かこの仔の子供に会えることを祈りつつ、、

お疲れさまでした!

2011年5月17日火曜日

橋口調教師に感謝

しばらく出資馬の出走がなくて、珍しく5月はレッドマーベルとレッドセインツが走った2回だけで終わってしまいそうな雰囲気。

毎週末ドキドキするのも疲れてしまうので、たまにはこれぐらいのお休みがあってもいいかもしれない。

ただ、時期も時期だけにそろそろ未勝利馬の行く末が気になってくるところで、そんな中、北海道で骨折休養中のレッドシェリフに橋口調教師から「手元に置いて調整したい」とお声がかかって、グリーンウッドに移動することになった。

どういう意図があるのか詳しくは分からないけど、名門厩舎なのにこうやってもう7回も走って勝ち上がれないこの仔のことを気にかけてくれてるっていうのは、出資者としては本当に嬉しい

ご自身が手掛けたハーツクライの初年度産駒だから思い入れがあるのかもしれない(これは出資した時にちょっと期待してたこと、、)し、純粋に勝ち上がりに近そうな3歳馬だからなんとなしたいって思いがあるのかもしれない。

どっちにしろ、こんなに大事にしてもらえたことに感謝です。

なんとか、レッドシェリフには期待に応えて少ないチャンスをモノにして欲しいところ。


他にも出走はないけど色々と動きがあって、まずはレッドシルフィア。

立派な馬体に期待してたこの仔だけど、放牧明けで痛恨の骨折をしてしまい、出てきたばっかりのグリーンウッドに戻ることになってしまった。

これは軽度だったとは言え、時期的にもかなり厳しいよね。。

大型馬でこれから本格化ってことも考えられるから、一旦地方に行ってでも競走馬生活を続けて欲しいと思ってるけど、こればっかりは私が決められることではないし、関係者の方々の決断を待ちたいと思う。


良いニュースとしては、未勝利組でレッドフィアレスに続いてパヤドールも厩舎に戻って来られたこと。

この仔に関しては何があっても勝ち上がってもらわないと困るので、いまぐらいの時期に戻って来られたのはちょうど良かったと思う。

気性的には仕上がり早だと思うので、来月早々には新潟か府中で走ってくれるはず。

個人的にはフジキセキ産駒と言えば平坦コース、のイメージがあるから、新潟の牝馬限定ダート1,200mとかなら軽く勝ち上がってくれると思うんだけど、、本当は応援に行きたいので府中で走って欲しい気持ちもある。そうするとまたダート1,400mになるのかな?

ここまでの成績から考えれば、ちゃんとレースを選べば間違いなく1番人気にはなるはずだし、あと2回ぐらいチャンスがあればどっちかで勝ち上がってくれると信じている。


最後にレッドバリオス。

どこまで行ってもこの仔には社台出資馬並みか、もしかするとそれ以上かもしれない思い入れがあって、その仔がやっと入厩が視野に入るとこまで進んできたのは本当に嬉しい。

馬体だけで馬の良し悪しが分かるほどまだ目は肥えてないけど、社台ファームで感じたこの仔のオーラを私は信じますよ。

戻って来たら、今度こそ一緒に走ってためちゃ強いライバル達に少しでも追いつけるように、快進撃を始めてもらいたいと思ってる。

休んでから来月で早1年。

復帰がいまから楽しみで仕方ない。

2011年5月7日土曜日

レッドセインツの京都新聞杯、、

今年のダービーへ向けてのラストチャンスだった京都新聞杯が終わった。

結果はなんと5.6秒差のシンガリ負け。

今日はパドックでは良い仕上がりに見えたんだけど、四位騎手が乗ってからどうも覇気が感じられず、きねうちさんのブログによると返し馬の時点で既に雰囲気が全然ダメだったんだそうな。

実際、ラジオNIKKEI杯2歳Sの時と同じようにゲートの中で暴れて出負けしちゃったし、どうも今日に関してはレッドセインツに走る気がなかったようだ。


残り3ハロンの時点、つまり1,600m走った時点(通過タイム1分41秒0)でもう完全に終わってたので、このレースだけで距離適性を決めつけちゃうのはまだ早いかな。

去年ラジオNIKKEI杯2歳Sで競馬を止めちゃったのも四位騎手だし、そこから休んだ前走で素晴らしい勝ち方をしてくれたのも四位騎手なので、今日も途中で競馬を止めちゃった騎手の判断には特に不満もないし、現状ではこれで良かったと思う。

ただ、四位騎手とか横山典騎手が時々やるこういうレースは、馬を決定的に壊してしまうリスクを減らしてくれる一方で、例えば今日みたいに距離適性自体がどうだったのか確かめることもできなくしてしまうので、そういう意味で今日の1戦が無駄な1戦になってしまったのはちょっと残念。


しかしまぁ、総合的に見て現時点でのレッドセインツの力はここまでだったということで、今日は諦めます。

何より、最後の最後までダービー出走の夢を見させてくれたこの仔に感謝。


次走はどうなるんだろう。

角居調教師のコメント通りであれば、馬房の事情を考えるとしばらく放牧ってことになるのかな。

戻ってきた時は、またマイル辺りの距離で初戦から勝っちゃってもらいましょう。

これがまだ4月中旬だったりしたら無理してでももう1戦使ってた可能性があると思うと、今回のチャレンジがぎりぎりのタイミングだったことは馬にとっても良かったかもしれない。


いやいや、残念でした。

今年の2歳馬で中距離適性がありそうな牡馬はレッドエクスプレス(アドヴァーシティの09)、レッドブレイゾン(タッチフォーゴールドの09)、レッドアーヴィング(エンプレスティアラの09)、レッドシャンクス(アードブレイレイディの09)辺りかと思うんだけど、前の2頭はちょっと本格化が春に間に合うか怪しい雰囲気があるし、ゴールドティアラの孫はどっちかっていうとダートな気もするし、、というわけで来年の夢は1番子供なレッドシャンクス(アードブレイレイディの09)に託すことになるのかな。

あの仔もいまの気性じゃとても競馬にならないと思うから、ここからの成長待ちですな。

来年もダービーの夢を見ながらこの時期を迎えられることを祈ってます。

2011年5月6日金曜日

レッドセインツはダービー最終切符に挑戦!

いよいよ今年もダービーに向けて最後のチャンスとなるレースがやってきた。

去年のレッドバリオスに続き、ぎりぎりまでダービー出走のチャンスがある状況にいられるのは本当に幸せなことだと思う。

それもこれも、(多少馬に無理をさせてでも)可能性ある限りダービーを目指す角居調教師の執念の賜物。

去年は一瞬でもなんつー使い方をする調教師だと思ってしまったけど、結果的にレッドバリオスが故障して1年以上の休養となってしまったいまとなっても、あれはあれで良かったんじゃないかと思っている。

競走馬としての一生は長いとは言うけど、やっぱりダービーに出るチャンスは一生に一回だし。

そこだけを目指す競走馬人生?も、それはそれで悪くないかといまは思う。


前置きが長くなったが、明日はレッドセインツがダービーへの最終切符に挑戦する。

今年の2歳出資馬は残念ながらダービーに間に合う雰囲気をあまり感じない仔が多いと思っているので、、次にダービーを目指せるのがいつになるかと思うとやっぱり期待してしまう。

ただ、ここはめちゃくちゃ強い馬がいるので、素直に1着を目指すとはとても言い難いところ。。

あの血統がここまで強くなるとは全く見えてなかった自分を恥じるしかないけど、レッドデイヴィスに真っ向勝負して勝てるかと問われれば、残念ながら勝てるはずがないと言うしかない。

と言って、2着でもダービーに出られるかと言うとそれはかなり怪しい状況のようなので、やっぱり1着を目指すしかない。

じゃあどうすればいいんだ、、orz

ここは同馬主ということで大人のふにゃふにゃを期待するぐらいしかないよね。。


と、まぁそれはさすがにないとしても、レッドデイヴィスがレッドセインツにとって1番厳しそうなハイペースのレースを選択するとは(自身が初距離であることを考えても)思えない。

ということで、ここは瞬発力じゃレッドデイヴィスに敵わないと思ってる他陣営が出し抜けを狙って前に前に行ったところを後ろの方で他の人気馬も引きつけながらじっと我慢してもらって、最後の直線で前に届くかどうかヨーイドン!という感じのレースでどうだろうか。

この仔は、走るのを止めたラジオNIKKEI杯2歳S以外は、前が詰まった京都2歳Sも含めて必ず上位の上がりを使っている馬なので、ヨーイドン!の流れになれば必ず勝負になる。

周りを見回しても、過去に33秒台の上がりを使ったことがある馬はレッドデイヴィスしかいないし、34秒台前半だって実はほとんどいない面子なんだから、その流れなら勝負になりそうでしょ?


後はそういう展開になるかどうか。

幸い逃げ馬の1頭はスローペースを目指しそうだし、レッドデイヴィスが追いかける必要があるほどの強敵ではないはずなので、意外とこの展開あるんじゃなかろうか。

どうか、ここだけは東京TCのためにもレッドセインツが勝てる流れを作ってもらえないだろうか。

よろしくお願い致しますm(_ _)m

2011年5月3日火曜日

レッドスピリッツ(ドメーヌの09)見学 2011.4.25

いよいよ今回の牧場見学のラストは、動画でやけに評判の良かったレッドスピリッツ(ドメーヌの09)。

雨がかなり強くなっていたので写真を撮る余裕があんまりなかったのが本当に残念だけど、この仔は確かにめちゃめちゃ良くなっていたと思う。

元々この仔はかなりの腰高ですごく子供っぽい体型の印象があって、去年会った時も筋肉の付き方はいいけどまだ子供、という評価だったはずなんだけど、今回はすっかり競走馬らしい形になっていて、筋肉も前回よりはっきり強化されていて、素晴らしく良化していた。

前にレッドロブレス(ネイチャーガイドの09)のところでもちらっと書いた通り、良化度という意味ではこの仔が恐らく1番。

お母さんがチリの2歳牝馬チャンピオンでこの馬体のマンハッタンカフェ産駒なら、少なくとも1,200万円ってことはないでしょう。


気性は失礼ながらそれほど成長してないかもしれなくて、雨が強かったせいもあってか結構ちゃかちゃかしてた。

でも、サンデーサイレンス系の牝馬ならそれぐらいでちょうどいいんでしょうきっと。


担当の方も動画の通りかなり手応えを感じてくれているようで、この仔に関してはベタ誉め状態だった

最初のレッドヴェレーナ(リボンアートの09)以降は渋い評価が続いてた事務局の方も、この仔に関しては、あの馬がこう変わるとはねぇ、なんて言ってやっぱりベタ誉め状態だった。

私がこの仔が良く見えてるのは、多分に牧場の方のこういう評価に左右されているんでしょうが、、それを置いておいても、少なくとも半年前の馬体と比べたらだれが見たって良くなってるのは明らかだと思うので、この仔の良化っぷりには素直に喜んでいいんじゃないかな。


唯一不安なのは、庄野調教師があんまり牧場に来ない調教師であること。。

去年ブルーグラスに行った時は、よく見に来てくれると聞いて少し喜んでいたんだけど、やっぱりこちらに移ってからはほとんど来場されてないそうな。

それもあって動画では担当の方が早めに使って欲しいっていうニュアンスのことをおっしゃってたのかな。

まぁ、まだ3歳未勝利馬もいて忙しい時期だし、もう少し経って動きのいい2歳馬がいるってことが伝われば自然と早期入厩って話にもなるでしょう。

なんだかんだ、牝馬は仕上がりで勝てるうちに勝っておくのも大事だからね。

どうかよろしくお願いしますよ!


と、以上すごい頭数だったけどこれで今回の北海道行きで会った馬の記事は全部書きました。

ちょうど牧場見学の日に雨が降ってたのだけが本当に残念だったなぁ。。

でも今回も色んな馬の色んな変化が見られたし、初めての牧場にもいくつか行けて、いつもながらとても楽しい時間を過ごさせて頂けたと思う。

ちなみに競走馬の牧場に行かなかった日は、家族サービスなんて言いながら、自身も馬に対する理解をより深める為に、ということで初めて乗馬をやってみた。これも馬の気持ちが少し分かった気がして(?)すごく楽しい体験だった。

また6月のツアーで北海道に行くし、その後も年内に行くつもり。

次回も楽しみ!


最後に、社台スタリオンステーションで偶然至近距離で会うことができたディープインパクトの写真を置いて、終わります。

やっぱり真の一流馬ってのは、自分の出資馬とはまた全然違う顔つきをしてました。

こういう馬を見ることは、きっと財産として自分の中に蓄積されて行くはず、、!

レッドアンジェリカ見学 2011.4.25

更に雨が強くなる中、次の厩舎に移動して出てきてくれたのは、休養中のレッドアンジェリカ。

細いイメージがある仔だけど、470kg以上あるんだよね。


ちょうどこの週に乗り運動を始めたところで、骨折ももう心配ないとのことだった。

休んでた分、筋肉は落ちてると思うんだけど余計な肉が付いてるわけじゃないので仕上がりは早そうな感じ。

牧場の方の見方としても、サクラバクシンオーの仔だし寒い時期のこの休養は逆にいい休養になったかもしれないよ、とのことで、確かに休んだ分を戻すのに一苦労、、という状態じゃないのは良かった。


この仔とちょうど1年前に会った時は、結構余計な動きが多かったりしてまだまだ子供な感じだったと思うんだけど、やっぱり1回競馬を経験すると雰囲気が落ち着いて全然違うものだなぁと思った。

元々、顔がかわいくて結構好きなんだよね。


歩き方も前向きな感じが出てて良かった。


出資した時は回収可能性1番だと思って期待してたので、新馬戦前後のトーンダウンっぷりがすごく残念だったこの仔だけど、暖かくなってから復帰できれば、今度こそ堅実に走って、きっと勝ち上がってくれるはず。

厩舎内で大怪我したりとか、色々と紆余曲折あった馬なので、今後のアクシデントだけは気をつけて、期待して待っていようと思う。

続いていよいよラスト

Frankelの血統

日曜日にレッドマーベルのレースまでグリーンチャンネルをつけたままにして待ってたら、前日の英2000ギニーを圧勝したFrankelの映像が流れてて、ものすごい強さにぶったまげた。

ちょうどこの馬が出資馬レッドシャンクス(アードブレイレイディの09)と同じGalileo産駒なので、血統の勉強をするために軽く血統表を見てみた。

まだ血統表を見ただけでSadler's Wells系とのニックスとか分かるわけではないので、簡単にクロスだけを見てみた。


まずFrankelを見てみると、Northern Dancerの3×4、Natalmaの4×5×5、Buckpasserの5×5、Native Dancerの5×6×6、Princequilloの6×6ぐらいかな?

母父はDanehillで、調べるデータがないけどGalileoとDanzig系牝馬は相性がいいイメージはある。母系は英国系だけど、基本的には米国種牡馬をかけてきてるのでそれほど特徴はないはず。

母は準重賞の勝ち馬で、1つ上のSadler's Wells産駒の兄(初仔)は重賞を勝っている。


一方のレッドシャンクス(アードブレイレイディの09)はNorthern Dancerの3×5×5、(Northern Dancer由来でNatalmaの4×6×6、)Buckpasserの5×6、Hail to Reasonの5×6×6、Princequilloの6×6という感じで、Native Dancerの代わりにHail to Reasonのクロスがあるけど結構似ている。

母父はNijinskyから来てるOverburyで、母系は4代前から愛国系だけど、やっぱり米国種牡馬をかけているのでそれほど特徴はない。

母は重賞勝ちと愛1000ギニーを2着した馬で、1つ上のGalileo産駒の兄(初仔)は準重賞で3着している。


こう考えると結構似てるのかもしれないね。

Frankelの若い頃の気性がどうだったのか知らないけど、結構ゴツゴツした前脚してるのにスピードが凄い辺りは安心できるかな。

この仔が走るかどうかは別にして、なかなか旬な血統の馬だってことは分かったし、結果が出た後で振り返る時に、どの辺がどう違ったから結果が違ったのか考えてみるのも、きっと長い目で見れば勉強になると思う。

血統は勉強しだすときっと楽しいだろうなぁ。。

2011年5月2日月曜日

ダブルプライム(プライムナンバーの09)見学 2011.4.25

さて、特に走ってもらわないと困る社台出資馬のダブルプライム(プライムナンバーの09)。

実は同じ厩舎の1番入口寄りに、去年出資を最後まで迷ったディオベルタ(ディオニージアの09)がいて、この仔と迷ったんですよと伝えたら、この仔は最近良くなってきましたよ~とのことだった。

この仔と第1希望で書いたステアトゥヘヴン(ヘヴンリーソングの09)の近況は、つい気になって追いかけてしまいますね。。


というわけで最大の期待馬、、と言うよりまともに走ってくれなかったら即社台での一口人生の危機が訪れるので走ってもらわないと困るこの仔。

正直、案内してくれた方のこの仔に対するトーンはあんまり高くなくて、まだまだこれから良くなるね、といった感じだったんだけど、個人的には全然問題ないというか、すごく良い成長をしてくれていると感じた。


ちょうど雨が強くなってきたからテンションが下がってたのかなぁ。。

去年会った時の方が毛艶は良かったと思うけど、だいぶ競走馬らしい形になってきたし、確かにもうちょっとお尻に筋肉がつく余地があるにしても、体重を増やしながら調整ができてるので、調教を進めて行けば自然ともっと良くなると思う。

顔も前回より落ち着いて、若駒からアスリートになりつつある雰囲気が感じられてすごく良かった。


担当の方によると、お母さんは気性がすごかったって聞いてたんですけどものすごく素直で扱いやすくていい馬なんですよ、とのことだった。


、、あれ、、?

確かにこの日のこの仔はすごく担当の方の言うことをよく聞いていて、牡馬まで含めてもレッドアーヴィング(エンプレスティアラの09)かこの仔かってぐらいおとなしくて、写真も撮りやすかったし表情もいい表情をしていた。

去年の6月と10月に会った時は結構落ち着いていられない感じだったんですけどねぇ、と言ってみたら、少なくともいまの厩務員さんが担当されてからはずっとすごく素直なんだそう。

いつの間にそんな仔になったんでしょう。

気性の激しかったお母さんにゴールドアリュールで、本質的におとなしい馬のはずはないので、ここはすごく賢い馬になったということで納得することにした。

元気がなくなった雰囲気ではなかったから、あながち間違ってないとは思うけどなぁ。

歩いた感じも、さすがに素軽さ満点とは言えないまでも落ち着いてゆったり歩けていてすごく良かった。


事務局の方が誉めてくれなかったなりの何かがあるんだろうけど、自分としては何も言うことない成長ぶりだったと思う。


いまは直線ダート1,000mを1日1本で、5月中には1日2本に増やせると思うとのことだったので、調整もかなり早く進んでるはず。

入厩とかの具体的な話はまだ特にないそうだけど、浅見厩舎で産地馬体検査を受けてるだけに早期入厩も十分あるんじゃないかと期待している。

もう1回ぐらい会いたいので、できれば6月のツアー後ぐらいの移動でいかがでしょうか。

もう最初からダートでいいので早く勝ち上がってもらって安心したい。


この仔の見学が終わって残り2頭。

次は昨日亡くなったサクラバクシンオーの娘、、を明日以降。

2011年5月1日日曜日

レッドブレイゾン(タッチフォーゴールドの09)見学 2011.4.25

続いてOCD手術組もう1頭のレッドブレイゾン(タッチフォーゴールドの09)。

ただでさえ前回会った時に本格化まで時間がかかるかもしれない(けど全然心配いらないですよ!)というようなことを言われてた馬に一頓挫あって、この仔は結構遅れてるかと思ったけど、特にそんなこともなく馬体は相変わらず立派だし、とても雰囲気のあるいい馬だと思った。

この写真だと飄々とした表情に見えるけど、実際はちょっと子供っぽいところを見せたり元気な感じで好感。


馬体を他の馬と比べても、さすがに仕上がりつつある牝馬組と並べると緩く見えるけど、牡馬の中では目立って遅れてるような感じは全くなく、むしろ大きくてバランスがいい分、仕上がり状況以上に良い馬に見える。


尻の大きさはずごいよねこの仔。


やっぱり今回も本格化が早い方ではなさそうというような話はあって、上が一旦未勝利で地方に出て、戻ってきたら本格化してたみたいな仔が多いので、それはある程度仕方ないし、そもそも出資の時点で分かってたことだからね。

この馬体なら、どんだけ時間かかっても故障さえせずに調整できれば期待して大丈夫でしょう。

動きも硬さがなくていいと思うよ。


父が父だけに、これぐらい大きい馬体になると心配なのは脚元だけだよね。

その辺は天下の社台ファームさんなら絶対に上手く成長させるノウハウがあると思うし、牧場を信じてじっくり見守って行こうと思う。

次は走ってくれないと困る大口のあの仔。

レッドエクスプレス(アドヴァーシティの09)見学 2011.4.25

兄レッドバリオスに続いて、ちょっと離れた厩舎にいる弟レッドエクスプレス(アドヴァーシティの09)。

お兄ちゃんを見た直後に見てそう思ったんだからそうだと思うんだけど、去年も書いた通りでやっぱりこの兄弟は雰囲気が似てると思う。

去年会った時は2頭ともぼけっとしてる感じで似てると思ったけど、今回は立派な馬体と表情が似てると感じた。

失礼ながら出資した直後はアホっぽい顔が気になるとか書きましたがね、、いまはすっかり賢そうでキリっとした表情になって、これなら心配なく期待できると思う。


手術の影響ももう全くなくて、すっかり周りに追いついてきたそう。

歩かせてもらってもなかなか良い感じだった。


まだ夏から即戦力とは言えないけど、このまま成長してくれればお兄ちゃんがデビューした10月ぐらいまでにはすごくいい感じになるんじゃないかな

この時期に感じることができると嬉しいこととしては、現時点での馬体の良さがもちろん1番大事ではあるけど、良化度ってのもあると思うので、この仔が良血馬らしく順調に良くなってきてるのを見ることができたのはとても嬉しかった。

だいぶ表情が良くなりましたよね?


どうか弟もよろしくお願いします、ということでこの厩舎を後にして、また次の厩舎まで移動。

レッドマーベル7戦目は逃げてみたが、、

今日は体重が絞れてたしパドックの雰囲気もピリっとしてて、ちょっと期待したんだけどなぁ。。

あんまり良くないスタートから一気に押してって2ハロン目ぐらいで先頭に立ち、4コーナーではもう手応えが怪しくなってそのままずるずる下がって行くという淡泊なレースで、3.2秒差のブービー13着に敗れた。


手応えが怪しかったからかいつもの癖か分からないけど、4コーナーではやっぱりちょっと横を向いたりしてた辺り、まだここ最近ハマってる穴からは抜け出せてないんだろうなぁ、、という感じ。

ただ、これまで芝のレースで前半3ハロン35秒とかで息が切れちゃうレースが続いてた(勝ったレースの前半3ハロンは34.8秒だったんだけどね、、)のもあってダート1,400mを試したと思うんだけど、そんなこの仔に対して、いくら最初から逃げる予定だったとは言え、2ハロン目にダートで10.7秒とかいうタイムを刻ませてるのはどうなんでしょ。

やる気云々より、こんなペースじゃ本当の一流馬じゃないとゴールまで頑張るのは難しいと思うんだけどなぁ。

これが荒療治になって、何か変わり身を見せてくれると嬉しいんだけど。

なんか3コーナー辺りまでムキになって走っちゃってるのを見て、こりゃもうダメだと早々に諦めざるを得ないレースになっちゃったのが残念。


特に疲れがなければ府中でやってるうちに府中ダート1,600mとか試してくれると嬉しいんだけどな。

月末の5月28日(土)には自己条件で牝馬限定戦あるし。

先はまだ見えないけど、とにかく音をあげずに走ってくれるこの仔には感謝。

光が見えてくるまで気長に待ちましょう。

レッドバリオス見学 2011.4.25

社台ファームの2頭目は、初出資馬のレッドバリオス。

自分にとっては1番思い入れのある馬で、社台ファームで会える状況なの自体は残念なんだけど、何度も会えるのはとても嬉しい。

相変わらずいい顔をしてる。


でもちょっと離れて見るとやっぱりめちゃくちゃ頭がでかい。。


この仔はいつもパドックで俯き気味で歩くところがあるんだけど、それって頭が重いからなんじゃ?と思うことがある。


それはさておき、体重はまだ550kg以上あるにしても、見た目は去年会った時より遥かに締まってきてたし、表情もずっと休んでた頃よりだいぶピリっとしてきていて、競馬場で会った頃の雰囲気に少しずつ近づいてきてるのがよく分かる。

ようやく直線ダートコースでハロン18秒というまともな調整ができるようになってきて、まだ復帰がいつ頃とかが見える状況ではないそうだけど、夏までには入厩できそうな感じですね、と聞いてみたらそれなりに良い感触の返事が返ってきたので、そろそろ勝手に期待しててもいいのかもしれない

前回の訪問の時もそうだったけど、担当の方から明らかにこの仔に対する期待は伝わってくるので、あとちょっと、焦らずに見守っていたいと思っている。

歩かせてもらっても、去年とは全然雰囲気が違って、私はこの1勝馬からオーラを感じた。


続けて2枚。


元々ちょっと勝ちに行く意欲に薄いのか最後の切れ味が圧倒的に足りない仔だったけど、この感じなら復帰後はもしかすると新しい面を見せてくれるレッドバリオスに会えるかもしれない。

本当に期待しているので、どうかあと少し、無事に復帰まで行ってもらいたいと思う。

続いて弟。

社台の10産駒募集馬発表

夕方に社台TCとサンデーTCの募集馬リストが発表されてた。

狙ってた馬の何頭かがオーナーズに行っちゃってたりしたのが残念だったけど、それでも十分魅力的なラインナップですな。

補償がなくなったって言ったって、これだけ毎年活躍馬を出してれば、関西馬はどんな値段つけたって即完売でしょう。

引越しで繁殖牝馬名簿がどっか行っちゃったのでとりあえず気になった馬を備忘録代わりに書いておく。

ほとんど血統見ないで書いてるので漏れだらけですよ、一応。


【社台TC】
  • 2 ブッシュファイヤーの10 高いんだろうけど夢があります。
  • 4 シュフルールの10 母系が渋いので安ければ。まぁ高いか。
  • 7 マイティーダンサーの10 母父Alzaoだけで人気だよね。
  • 12 スクリーマーの10 どっかで見た血統。
  • 19 シュペリユールの10 この父の産駒は要チェック。
  • 20 マンハッタンフィズの10 そりゃ取れるんなら取りますよ。
  • 24 オータムブリーズの10 怪しい血統でも手ごろなら。
  • 27 ペディクラリスの10 こういうところを取りたい。
  • 31 ダンスオールナイトの10 似た血統の仔が強いので。
  • 34 マクダヴィアの10 堅実そうで安ければ。
  • 43 エアトゥーレの10 個人馬主さん専用ですか。
  • 46 ミスアナレオの10 この仔も母父Alzao。
  • 50 ホワイトウォーターアフェアの10 すごく欲しいです。
  • 51 プライムナンバーの10 弟。
  • 54 シャトゥーシュの10 この辺なら手が出せる?
  • 65 エンドレスビジネスの10 今度は牡馬で。
  • 67 リュートフルシティの10 安ければ結構な有力候補。
  • 71 トップサンキストの10 弔い出資。

【サンデーTC】
  • 111 デュアルストーリーの10 ちょっと気になる。
  • 121 ディマクコンダの10 母父の分だけ安ければ。
  • 128 マンティスハントの10 馬体を見てから。
  • 138 ビワパシフィカスの10 思い出。
  • 146 イントゥザグルーヴの10 高いですかねやっぱり。
  • 160 スタンドオンエンドの10 厩舎があそこなら。
  • 164 アルーリングアクトの10 いくらなんだろ。
  • 168 オリエンタルアートの10 欲しいよぉ。
  • 175 アゼリの10 世界的良血だよね。

今年も堅実にフジキセキとかゴールドアリュールみたいな感じで探すつもりだけど、何かの本に書いてあった父ホワイトマズル×母父サンデーサイレンスってのもちょっと興味ある。

後は今年だけいっぱいいるウォーエンブレムとか。

基本的には関東で探すつもりなので候補は割と絞られてるんだけど、まだ価格も写真もないから分からないよね。

今年もツアーが楽しみ!